何か最近電気代が高いな・・・と気になりだしたらチェックしたいことを3つピックアップしました。普段から気をつければよいことからちょっと手はかかるけど大きく減らせる方法までご紹介します。
1.古い家電を使っていないか?
近年、ますます省エネ化が進んできており、エアコンで16%、テレビで60%、冷蔵庫で43%もエネルギー消費効率が改善しています。例えば、冷蔵庫だと10年前のものと比べて消費電力量が3分の1になっているそうです。
家電を新しくして見違えるほど電気代が安くなるの?と思ってしまうところですが、実は結構差が出てくるのです。省エネ性能カタログ2015年冬版(資源エネルギー庁)によると冷蔵庫、液晶テレビ、エアコンと白熱電球それぞれ1個ずつ買い替えるだけで年間18900円もの電気代を節約できるという試算もあります(2014年の時点で2007年と比較した場合)。
電気代は電力使用量(kWh)が多くなればなるほど高くなります。多く使えば使うほど、料金も高くなる。これは当たり前のことですよね。どの家電が電気を多く消費しているかを押さえておけばどの家電から対応すればよいかがわかってきます。次の表は2009年のデータですが、これを参考にするとまずは冷蔵庫、電球、テレビ、エアコンを見直せばよいことが分かります。
<家庭部門機器別電気使用量の内訳>
順位 | 家電 | 割合(%) |
---|---|---|
1 | 電気冷蔵庫 | 14.2 |
2 | 照明器具 | 13.4 |
3 | テレビ | 8.9 |
4 | エアコン | 7.4 |
5 | 電気温水器 | 5.4 |
6 | エコキュート | 3.8 |
7 | 電気便座 | 3.7 |
8 | 食器洗い乾燥機 | 3.7 |
9 | 電気ポット | 3.2 |
10 | 電子計算機 | 2.5 |
引用元:総合資源エネルギー調査会省エネルギー基準部会(第17回)
資料「参考資料1 トップランナー基準の現状等について」
2.使い方は電気代に優しいか?
家電は正しく使えばそれだけで電力の無駄を省くことができます。ちょっとしたことですが、普段から気を付けていれば電気代の削減に貢献できます。
冷蔵庫
ものを詰め込みすぎない
空けている時間を短く
設定温度を適切に
熱いものは冷ましてから保存
エアコン
設定温度は夏28℃、冬20℃に
フィルターを月に1、2回清掃
室外機の吹き出し口にものを置かない
長時間使わない時はプラグを抜く
冷房は風を水平に、暖房は下向きに
テレビ
こまめに電源を切る
長期不在の時はプラグを抜く
画面のホコリを除去して画面を明るく
音量を必要以上に大きくしない
照明器具
点灯時間を短く
長時間点灯する場所はLEDランプにする
3.そもそも電気料金設定が高くないか?
2016年4月から電力小売自由化が始まりますが、電力業者を新電力にすることによって電気代が安くなることがあります。電力会社によってはセット割引もあったり、クレジットカードと提携して高いポイントが付くものもあります。
例えば、関東地方では数ある新電力業者の中でENEOSでんきが特に魅力的に感じられます。ガソリンスタンドのでんきということもあり、ガソリン・軽油・灯油とのセット割もあり、Tポイントカードを持っていればポイントも付与されます。創業130年の老舗企業JXが親会社ということで高い信頼性もありますし、料金水準も安く安心して利用できる新電力の筆頭と言えます。