花粉症の症状を軽減できる!?おすすめの白色ワセリンと使い方

2月になるとあのイヤなヤツがやってくる・・・その名はスギ花粉!私自身は花粉症とは診断されてませんが(受診していないので)、近年この時期になると鼻がムズムズしてくるので対処法を探してみました。

kafun

鼻症状の対策としてはマスクや飲み薬がありますが、意外にも白色ワセリンが使えるということでまとめました。

白色ワセリンは「石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの」(日本薬局方)で、簡単に言うと油分です。病院でもらう軟膏にもよく入っている成分です。

これを皮膚に塗ることで表面に保護膜を作って外部からの刺激から守ってくれます。花粉が鼻の中の水分を吸うと破裂してアレルゲンが飛び出しますが、ワセリンはその前に花粉をキャッチして鼻粘膜への侵入を防ぎます。

実際、サンホワイトP-1(白色ワセリン)の働きを確認してみると、次のように書いてあります。

サンホワイトP-1は皮膚にうすい膜を張り、皮膚からの水分蒸発を防止し、うるおいを保持し、皮膚を柔軟にします。また、異物や、抗原が侵入するのを防ぎます。

引用元:サンホワイトP-1ホームページ

この、「抗原が侵入するのを防ぎます」というのが花粉(抗原)から鼻粘膜への侵入を防ぐということになります。

この方法は花粉症の医師も実際に行っている方法のようです。

日本人に占める花粉症患者の割合は現在、3割にも上ると言われている。だとすれば、医師の中にも毎年花粉症に悩んでいる人が少なくないはず。そこで日経メディカル編集部は今回、「医師は自分自身の花粉症の治療のために、どんな薬をチョイスをしているのか」をテーマに、ミニアンケートを実施してみた。

ー中略ー

なお調査では、自由記入方式で「抗ヒスタミン薬の服用以外に、ご自身や周囲の医師・医療関係者が実践しているオススメの花粉症対策を教えてください」と聞いた。

回答の多くは、マスク、ゴーグル、うがいといった一般的な対策だったが、これら以外に複数の医師が挙げていたのは、「点鼻ステロイド」「小青竜湯」「麻黄附子細辛湯」「鼻洗浄(鼻うがい)」「加湿」など。ほかに、少数ではあるが、「ビタミンDのサプリメント」「ヨーグルト」「ハーブティー」「ミントティー」「鼻腔内ワセリン塗布」という回答もあった。

引用元:花粉症の医師に聞く「自らが服用する薬は何ですか」

(日本経済新聞)

花粉症対策としての使い方は簡単です。綿棒にとって、鼻の中を傷つけないようにそっと塗るだけです。1日に数回塗り足すとよいでしょう。塗ってみると一瞬ワセリン特有の油っぽいにおいはしますが、数秒で気にならなくなります。

また、鼻水で鼻の下がガサガサになってしまいますが、白色ワセリンをあらかじめ塗っておくことで、症状を和らげることができます。

でも、副作用は無いの?と思われるかもしれませんが、白色ワセリンはただの油分でそれ自体には薬効はありません。したがって、使いすぎたからといって副作用が出るわけではありません(肌に合わないことはあります)。

石油が原料だというのが気になるという方も安心してください。次のような記事がありました。

石油が原料ということで、ワセリンの安全性を心配している方が多くいるようです。これは昔、石油系防腐剤による接触性皮膚炎が問題になったことが影響しています。しかし、最近では基準も厳しくなっており、そういったトラブルが発生する心配はあまりしなくても大丈夫でしょう。

現在では、皮膚科の治療にワセリンが用いられています。切創からの出血を止める時や、乾燥を止めるための湿潤療法でワセリンを使用しているのです。また、皮膚科で処方される軟膏のベース剤になっているのもワセリンです。石油が原料だからといって、過度な心配は必要ありません。

引用元:石油が原料!?白色ワセリンに副作用はある?ない?

(スキンケア大学)

白色ワセリンの製品を挙げておきますので、できるだけ高純度のものを使いたいというかたはご覧ください。

サンホワイトP-1(日興リカ)

サンホワイトはワセリンの中では最高の純度を誇ります。白色ワセリンにはごく微量の不純物が含まれていますが、それをさらに精製しています。白色ワセリンではかぶれるけど、サンホワイトならかぶれないということもあります。軟らかく伸ばしやすいので使いやすいのが特徴。

プロペトホーム(丸石製薬)

医療用のプロペトと同じ成分を使用しているワセリン。白色ワセリンよりも不純物が少なく、軟らかく伸ばしやすい。

ベビーワセリン(健栄製薬)

酸処理を伴わない精製方法を採用しており、白色ワセリンよりも不純物が少なく、軟らかく伸ばしやすい。”ベビー”と付いていますが、生後0か月の赤ちゃんから大人まで使えます。

白色ワセリン(健栄製薬)


病院で処方される一般的な白色ワセリン。これでも純度は十分高く、保湿剤、皮膚保護剤として広く使われています。

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